当協会がサポートしている、自転車競技のジュニア選手が、大会で大活躍しました!
第37回全日本自転車競技選手権BMXレース男子クルーザー12アンダー 優勝
チャレンジ男子11-12 準優勝
ご活躍おめでとうございます。
そこで、この選手をサポートし続けている当協会のコーチにインタビューしました。
活躍した選手のことについて教えて下さい。
コーチ:
はい。彼は中学1年生の男の子です。
2017年から私の指導が開始したので、 彼が小学4年生の時からサポートに関わっています。
約3年サポートしてきているのですね。
今回の大会の前からも、大会で活躍してきているのですか?
コーチ:
もちろんです。
私がサポートしている中でも以下のような大会で活躍していました。
・2017 BMX 世界選手権アメリカ大会 TeamJapan
・2018UCI 大阪 BMX国際大会 12underクルーザークラス優勝
・2018UCI 大阪 BMX国際大会 男子9−10チャレンジクラス準優勝
・2019 YangYang BMX international UCI C1 CLASS 11BOYS 準優勝
様々な国際大会で活躍してきたのですね。
過去の大会や今回の大会での活躍の裏には、日々の練習やコーチの指導があったと思いますが、普段どのような指導をしているのか教えてください。
コーチ:
彼は、コーディネーション能力やリズム感に優れ、競争やゲーム性のプログラムを好み、勝ち負けにモチベーションが左右される特徴があります。
そういった彼の特徴をふまえて、彼に合わせた指導を行っています。
個別の彼の指導では、毎回、 肩甲骨や脊柱、骨盤など全身の状態をみて、 その日の姿勢の特徴、体のバランスをチェックします。
そして、当協会独自の呼吸を取り入れた手技で、姿勢を調整しています。
運動教室では、彼の優れたコーディネーション能力やリズム感を活かすための、寝返り、腹這い、四つ這い、高這い、膝立ちなどのヒトの進化の過程を基にした赤ちゃんの動きのトレーニングも行っています。
そして彼は、 『BMXで優勝したい!今のからだの状態をみてほしい!自宅でできるトレーニングを教えてほしい!』と 私の指導に対して、強い目的をもっています。
そのため、姿勢を安定させる目的で、呼吸トレーニングで腹横筋や横隔膜の使い方、軸トレーニングで股関節の効率の良い動きを指導し、ご自宅で続けるようにお伝えしています。
ありがとうございます。
彼のBMXに対しての強い思いがあり、それに応えた彼自身に合わせたコーチの指導が裏にあったのですね。
今回の大会優勝後に、コーチは本人や家族とお話はされましたか?
コーチ:
選手のご家族とお話をして、以下のようなお言葉をもらいました。
『こんな状況で、大きな大会を開催してくださり、 本当に感謝です。
持って生まれたものと勢いだけでまだ頑張ってます(^◇^;)
なかなか努力ということを知らない彼が本物のスポーツマンになるのかどうか、、
目覚めるまで地道に応援するしかない感じです。
いつもみていてくださってありがとうございます。
自転車しか乗れないヤツですが、 今後とも宜しくお願いします。』
選手の家族も喜んでいる様子が目に浮かびますね。
選手に対して伝えたいこと、今後の指導の目標を教えて下さい。
コーチ:
彼は、大きい大会、小さい大会もなく、上手くなりたい! 大好きなBMXができて、レースができて、BMXの仲間達と一緒に走れることが、ただただ好きだし楽しいんだろうなと思います。
これからも選手と家族で、大好きなBMXをずって楽しんでもらいたいなと思っています!
ご家族や選手が、安心して思いっきりBMXを乗り続けていけるように、カラダのメンテナンスを通してサポートしていきたいです。
これからも大好きなBMXで活躍し続けてもらいたいですね。
この選手と同じようにスポーツを頑張っている子供達の両親や指導者に伝えたい言葉があれば教えて下さい。
コーチ:
スポーツ、学校など様々な環境で、誰かと自分自身を比べたり、ヒトを減点法で判断したりしていませんか!?
私達、ヒトは、およそ一年二ヶ月かけて立って、二足歩行で歩けるようになります。
この時、誰かと比べたりせず、赤ちゃんの成長を見守り、出来たことに目を向けて、出来たことが増えることをみんなが喜んでいます。
この時の大人は、加点法でしか赤ちゃんをみていません。
いつから対比し、減点法で子どもをみてしまうようになったのでしょうか!?
スポーツをしていても、勉強をしていても、あの頃のように成長に目を向けてあげることが、子どもの健やかな成長に繋がるのではないでしょうか!?
スポーツを頑張っている子ども達も自分自身の成長に目を向け、子どもの成長を家族で喜んでいきましょう。
誰かと比べず、頑張っている子供の成長を見守り応援することが大切なのですね。
貴重なお話をしていただきありがとうございました。
これからも選手達のサポートを宜しくお願いします。